プラス株式会社 ジョインテックスカンパニー様

社内に蓄積されたノウハウを全国のパートナーに展開。資格取得の学習を促すために「Goocus」を導入。 

プラス株式会社 ジョインテックスカンパニー(以下、ジョインテックスカンパニー)は、家具、オフィスインテリア用品、文具、そして事務用品の販売を手がけている企業です。

同社は2011年より社員の2級建築施工管理技士の資格取得に挑戦してきました。 資格取得者が増えるにつれ、学習のノウハウも蓄積されてきました。蓄積されたノウハウを活かして、2014年よりビジネスパートナーである販売店様の資格取得をサポートする「2級建築施工管理技士取得サポートプログラム(通称「セコカン塾」)」をスタートさせました。

全国の販売店様に、より効率よく資格試験に向けた学習に取り組んでもらうためには、新しい仕組みが必要でした。そこで、キャスタリアの教育プラットフォーム「Goocus(グーカス)」を導入。

過去に出題された問題をベースに教材を作成。スマホから資格取得に向けた学習を可能にし、全国の販売店様の資格取得をサポートしました。「Goocus」を導入したことで、合格率は10%以上あがり、一般受験者の平均合格率よりも11%以上高い合格率となりました。

社内に蓄積された資格取得のノウハウを全国の販売店様に展開

長浜崇史さん(オフィス環境事業部 ファニチャーマーケティング企画部 副部長 )

今回、ジョインテックスカンパニーが「Goocus」を導入した経緯について、オフィス環境事業部 ファニチャーマーケティング企画部 副部長 長浜崇史さん、 同部の芦野由美子さん、営業推進部 遠藤 智彦さんの三名にお話を伺いました。

「2級建築施工管理技士取得サポートプログラム(通称「セコカン塾」)」のノウハウを活かして「福祉住環境コーディネーター取得サポートプログラム(通称「FJC塾」)」もスタートしています。社内外で多くの人が資格取得にチャレンジしていますが、パートナーの販売店様にも資格の取得を促すことは、どのようなメリットがあるのでしょうか。

芦野由美子さん(オフィス環境事業部 ファニチャーマーケティング企画部)

「クライアント企業に家具を収める時に、あわせて床や壁の空間一式を提案する機会が増えています。床や壁の提案には内装工事の知識が必要になります。資格・技能を取得することでクライアント企業から信頼を得ることができます。」(芦野さん)

「学んだことを身に着け、資格試験の合格につなげるためには、自主性が不可欠です。受講内容を聞くだけではなく、自己学習を促すことが大切になります。しかしながら、全国の受講生の学習状況を把握しにくいという課題を抱えていました。」(芦野さん)

離れた場所でも、継続して、自主的に学習してもらうためにはどうしたらいいのか。その解決をe-ラーニングの導入に求めました。そして、「Goocus」に出会います。

学習の進捗状況を把握してユーザーに学習を促す

長浜さんはGoocusを導入する決め手となったポイントを次のように語ります。

「資格を取得するためには、過去問題を繰り返し解き、継続的に学ぶことが必要です。『Goocus』のプラットフォームは、過去問題を繰り返し解くという目的に合致しており、スマートフォンで手軽に学習できることが導入の決め手でした。」(長浜さん)

機能に加えて、コストも検討する際の重要なポイントでした。

「『Goocus』は使用していない期間は利用料金がかからないという価格設定のため、コスト面でも大きな魅力がありました。」(長浜さん)


2016年の3月「Goocus」の導入が決まると、6月のFJC塾に向けて、芦野さんはコンテンツの準備に取り掛かりました。

「最初はCSVファイルがインポートできない問題や、学習の進捗状況のデータをダウンロードするのに時間がかかる等の問題もありました。担当者の方にお伝えすると、すぐにバージョンがアップデートされ、改善されました。他にも、使用方法について問い合わせをすると、早めに回答をいただけたので助かりました。」(芦野さん)

「Goocus」の数ある機能の中でも、学習の進捗状況が把握できる機能は重宝したと、長浜さんは語ります。

「定期的に利用者の学習履歴をダウンロードして、学習が進んでいない方にはその理由をヒアリングし、学習を促していました。試験の直前になると、毎日のように進捗状況を確認していましたね。」(長浜さん)

スキマ時間を活用し、スマホで学習を進められる

遠藤 智彦さん(営業推進部)

資格試験に合格した利用者にもお話を伺いました。遠藤さんは「Goocus」を活用し、2級建築施工管理技士、福祉住環境コーディネーター2級の資格を取得しました。

遠藤さんは、資格試験の3ヶ月ほど前から勉強を始め、平日は1日30分程度、休日は1〜2時間程度を資格試験の勉強に費やしていたといいます。「Goocus」を導入する前は参考書や過去問題集を自宅で利用して、勉強していたそうです。「Goocus」を導入したことで、遠藤さんの学習環境にはどのような変化があったのでしょうか。


「以前使用していた参考書などは重くて持ち歩きにくく、資格試験の勉強は自宅の机の前でしか行えませんでした。でも『Goocus』が導入されたことで、通勤中や就寝前のベッドの中などのスキマ時間に少しずつ学習を進めることができました。参考書は、その日『Goocus』で学んだ内容の中でわからなかった項目があれば、家で開くものに変わりました。」(遠藤さん)

遠藤さんは過去にPCを使ったe-ラーニングで学習を進めた経験はありますが、PCでのe-ラーニングと異なり、「『Goocus』はiPhoneやiPadさえあれば、どこにいても学習を進められるので、継続して学習するハードルを下げてくれた。」と語ってくれました。


遠藤さんは、「Goocus」を活用して学習していく上で役立った機能として、問題がランダムに表示される機能を挙げていました。

「参考書や過去問では問題の選択肢を記憶してしまって、理解していないのに正解がわかってしまうということもありました。『Goocus』は問題が表示される順番もランダムに変わりますし、回答の選択肢もその都度変わるので、学習した内容が記憶に定着しているかどうかがチェックしやすかったですね。」(遠藤さん)

学習者からは高評価

2016年度に引き続き、ジョインテックスカンパニーでは「Goocus」の継続利用が決定しています。芦野さんは、継続の決め手となった2つのポイントを挙げてくださいました。

1つは、ジョインテックスカンパニーとその販売店様で、2016年度2級建築施工管理技士試験の学科試験の合格率は10%以上あがったこと。もう1つは、利用者アンケートの回答結果でした。

「受験者アンケートでは『Goocus』が高評価を得ました。『『Goocus』を使ったことで、スキマ時間に勉強ができて、学習が捗った』という感想を書いてくれた方もいました。導入の効果が確認できたため、今年も『Goocus』を活用しながら、セコカン塾とFJC塾を開催することを決めました。」(芦野さん)


ジョインテックスカンパニーでは、これまではテキストコンテンツのみの提供でしたが、今後は、音声コンテンツの導入も検討しているそうです。

「重要な用語を目で見て覚えるだけではなく、聞いて覚えられるようにしたい、そう考えて、音声コンテンツの作成を検討しています。昨年の受験の際に、自分でキーワードを音読して、録音。その音声を車の中で流しながら学習している方がいました。都市圏在住の方は通勤中の電車内で学ぶことができますが、車通勤となる地域では難しい。音声でも学べるという選択肢を増やすことで、合格率の更なる上昇を目指します。」(長浜さん)

最後には「今後新しい資格を取得する必要が出てきたら、その資格勉強にも『Goocus』を活用したい。」と、「Goocus」を別の学習にも活用する意欲を話してくださいました。

インタビュー特集

キャスタリアが発信する、学ぶことを学ぶメディア「まなびとき」でもジョインテックスカンパニー様にインタビューを行いました。

「まなびとき」では、モバイル学習を取り入れる企業や世界の学習最前線を紹介するとともに、哲学的な観点からも「学び」を捉え、ITの時代におけるより明確な学びの未来の姿を追求します。

お客様情報

お客様名:プラス株式会社ジョインテックスカンパニー

所在地:東京都千代田区永田町2丁目13番10号 プルデンシャルタワー

URL:http://www.jointex.co.jp/