株式会社アルク様 | 導入事例

学習コンテンツを提供してきた出版社が、動画とスマートフォンを活用したモバイルラーニングに。

 

英語・語学教育の総合カンパニーのアルクは、月刊誌の発刊、英語の通信講座、研修講座などをはじめ、様々な学習コンテンツ、ツール、サポートの創造に取り組んできたリーディング企業。

常に新たな語学学習の方法を開拓してきたアルクが、スマートフォン時代における語学学習ツールとして提供しているのが「MOBiE(モービー)」です。

ユーザーは「MOBiE」をスマートフォンやタブレット等の端末にダウンロードすることで、いつでもどこでも「動画による英語レッスン」や「演習問題」を通じた英語学習が可能になりました。

「MOBiE」の学習システムを担い、数多くの方々の英語学習をサポートしているのがキャスタリアの教育プラットフォーム「Goocus(グーカス)」です。

 

動画とスマートフォンを使った学習への対応

今回、アルクが「Goocus」を導入した経緯について、アルク執行役員、教育事業本部 副本部長、教材開発部部長の小川淳子さん、教材開発部 英語教材編集チームの山本高裕さん、情報システム本部 情報システム部 ウェブ・オンラインシステムチームの服部浩之さんの三名にお話を伺いました。

長く通信講座や法人向けの研修講座等を提供してきたアルクは、スマートフォンや動画といった新たなプラットフォームに対応していく必要があった、と山本さん。

「私たちは、紙の冊子やCDを通じて学習コンテンツを提供してきましたが、段々とスマートフォンに学習時間を奪われるようになりました。家の中での学習時間も細切れに。どうやって現代の人たちの生活に合った学習コンテンツを提供するかが課題でした」(山本さん)

多くの人々がスマートフォンを所持するようになり、学習環境も変化。動画というプラットフォームが成長してきたことも、学習コンテンツの提供に変化をもたらしました。

「YouTubeやUstreamなど、動画プラットフォームが登場しました。私たちは動画で学習をサポートしていかなければならないと考えつつも、当時、動画のプラットフォームはPCだけ。このタイミングでもサービスを出しましたが、良い成果は得られませんでした。PCは動画にアクセスするのに時間がかかりますが、モバイルであれば動画にすぐアクセスできます。スマートフォンと動画、2つの環境が整ってきたのが変化のきっかけとなりました」(小川さん)

スマートフォンに加えて、動画という新しい技術が登場し、ユーザーの環境が変化する中、アルクは新たな環境に適した学習コンテンツの提供方法に取り組み始めます。

「通信講座で一番難しいのはサポートなんです。書籍で勉強する際は、先生がいません。学習者は自分の実力が伸びているかどうかもわからず、褒めてくれる人もいない。スマートフォンで動画を見せるだけではなく、学習者にどうフィードバックするのか。どうスマートフォンの中だけで完結させるかが重要でした」(山本さん)

慣れないスマートフォンと動画で学習コンテンツを提供することになったアルクの方々が、プラットフォームとして選んでくださったのが「Goocus」でした。

 

「Goocus」は一つ一つの流れが確立されていた

動画を組み込める数ある学習プラットフォームの中から、「Goocus」を選んでくださった理由について、小川さんはこう語ってくださいました。

「アルクに新しい通信講座のあり方を考えるプロジェクトがあり、その中で動画やモバイルを使ったものを作れないか検討していました。当時のシステム部長が「Goocus」を知っていて、これ面白いねということで試してみることになりました」(小川さん)

アルクの方々は「Goocus」のシステムを使って、アプリのプロトタイプを開発。まず、「Goocus」の使い勝手をテストしていただきました。

「キャスタリアさんには、プロトタイプを作れないかと相談させてもらいました。その後、試作したアプリを実際にユーザーに見せ、反応を確かめてみました。プロトタイプを触ったユーザーは使いやすそうでしたし、私達としてもコンテンツを制作しやすそうだという手応えがありました」(小川さん)

「『Goocus』を触ってみた段階で、ほぼ導入は決めていました。アプリの中で、学習のための流れが一つ一つ確立されていたからです。法人向けに提供するサービスだったので、毎月テストを提出してもらう必要があり、テスト結果をアルクの仕組みの中に取り入れないといけなかったのですが、この機能は実装していただきました」(山本さん)

アプリであっても順番に教材を進めていく機能や、不正解の設問が記録されていって復習できる機能なども、個人の学習管理をサポートする機能として有用だった、とコメントいただきました。

 

モバイルと動画の学習はユーザーの満足度が高い

「MOBiE」が生まれ、実際に触れてみた山本さんは、操作性の良さを実感。一方で、「MOBiE」をリリースしたばかりの頃は、本当にユーザーは動画で学習するのかを懸念していたそうです。

「これならいける、そう考えて「MOBiE」を提供しました。ですが、モバイルと動画を使った学習は未知の分野。実際にユーザーの反応を聞くまで、「MOBiE」がどう使われているのかはわかりませんでした」(山本さん)

リリースからしばらくして、ユーザーに取材の許可をもらうことができたアルクのチームは、「MOBiE」がどう使われているのかをヒアリング。その反応を聞いて、さらに「MOBiE」への自信を深めたそうです。

「ユーザーインタビューの機会を通じて、生の声を聞くことができました。その機会に「先生がいるのがいい」「教室で習う勉強に近い」といったポジティブな意見をもらうことができたのです。通勤中の電車の中で学習しているという話も聞くことができ、スキマ学習に合っていることが確信できました」(山本さん)

ランキング機能がモチベーションにつながっていることがわかるなど、ユーザーインタビューで様々なことがわかったそうです。「ユーザーは動画で学習する」ーー山本さんの中で確信に変わった瞬間でした。

「機能や使い勝手に関するネガティブな意見等が出ることもありましたが、キャスタリアさんに共有してすぐに対応していただけたので助かりました。バグが発生した際にも、フットワーク軽く対応いただいたことが印象に残っています」(服部さん)

 

今後の展望

最後に、アルクのみなさんに「MOBiE」の今後について語っていただきました。

「個人個人のユーザーに合わせてどう継続してもらうかをきめ細やかにサポートしていけるようになるといいなと考えています。学習のタイミングのリマインドなどユーザーが自分で設定するのではなくて、プッシュ通知などを活用して自動で最適化されるなどパーソナライズされるといいですね」(山本さん)

「私たちのプロダクトは、プロダクト自体よりも、プライシングやプロモーション、お申込みまでの導線設計等でできることが数多くあります。今後は、プロダクトの売り方をさらに磨いていけたらと考えています」(小川さん)

従来アルクとして提供してきたeラーニングのシステムの改善とも合わせて、この先、どのようにモバイルラーニングサービスを提供するかを考えていきたいと小川さんはコメント。

「まだまだPCユーザーのお客様も多いのですが、段々とモバイルシフトは進んでいます。アプリを通じたサービス提供を行いつつも、顧客管理のシステムとの連携を図っていきたいですね」(小川さん)

 

お客様情報

お客様名:

株式会社アルク

所在地:

東京都千代田区九段北4-2-6 市ヶ谷ビル

URL:

http://sd2.alckouza.jp/